「河村城跡から酔芙蓉農道へ」(東京歩中会 9月のウォーク報告)

河村城跡――酔芙蓉農道コース(map上でクリックすると拡大します。)

未明まで雨が残り、都心からも2時間も掛かる御殿場線山北駅集合なので5~6名の参加かな思ってましたが、13名ものご参加をいただき嬉しくなります。

秋晴れのなか、さわやか気分で河村城への急坂を登ります。河村城は「山険しく要害厳しける」堅城ととうたわれていました。それでも栗の実を拾いながら30分程で本城郭へ到着しました。お城の南側は酒匂川を挟んで小田原市街の展望が見事です。

 

酒匂川との標高差130メートルにおよび天然の要害地であることを実感します。戦国時代は小田原北条氏の出城で、甲斐武田氏との攻防の拠点になりました。お城や古戦場跡などを訪ねると、歴史は戦いの歴史であることが実感されます。それは今も、これからも続くのでしょうか。シリアや北朝鮮をみると人間は中々懲りないんでしょうね。本当の平和が続く世界になることを祈るばかりです。朝、島崎さんから洒水の滝に廻りましょうとリクエストを受けたこともあり、予定外ですが往復1時間強掛けて河村城跡から下山を開始しました。洒水(しゃすい)の名は、密教用語で「清浄を念じて注ぐ香水」を指すといいます。高さ70メートル、日本の滝100選と全国名水百選の名瀑です。首都圏から近く、五日市の払沢の滝と同様、観光客が多いようです。大空からひたすら一直線に落花する爽快な滝を楽しみました。

お昼過ぎ、南足柄市の総合運動場に到着、昼食タイムです。グランドの土手に赤い彼岸花が見事に咲き誇ります。先日の18日に大きな台風が通過後、2~3日30度以上の暑さが続き、彼岸花の満開が早まったようですが、可憐な花がたくさん咲いて我々を迎えてくれるようでした。ここからアサヒビールの工場が近く、見学の希望の声もありましたが、次回に計画しましょうということになりました。

午後は酔芙蓉農道を経由して、酒匂川沿いの用水路が張り巡る事で有名な田園地帯抜けて新松田駅を目指します。しばらくで酔芙蓉の並木が見えてきます。ここは南足柄市と地域の農家が協力して育成し、農道の両側に植えたもので約1㎞も続きます。この芙蓉は大輪の一日花で、朝は白色、昼頃には桃色になり、夕方から夜にかけて赤色に染まり、翌日には落花するそうです。青空と桃色の酔芙蓉のコントラストが見事でした。こちらはまだまだ見頃が続いていて、皆さんに楽しんでいただけたとホッとしています。

手前は大トロかな?

打上は新松田駅前の豊丸水産さんへ。新松田駅に飲み屋さんがあるかなと 心配していましたが、大きな居酒屋さんが2~3軒並んでいたのにはビック リしました。山好きな店長さんの店で、特に刺身の五点盛りが美味しかったです。 お疲れ様でした。

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