東横線大倉山駅を降りて線路沿いの急坂を上がると大倉山公園の入り口です。正面の 階段を登ると、ギリシャ神殿を彷彿とさせる横浜市大倉山記念館が建っています。洋 紙業界で活躍した実業家大倉邦彦が建てたもので、集会室や図書館があります。
(青字をクリックすると詳細へとリンクします。)梅林は、建物の脇の道を下ったところにあり、高低差のある敷地には、二十種百五十本が 植えられています。毎年二月下旬から三月初旬頃の週末には大倉山観梅会が開催さ れ、野点などが催されています。満開には少し早いかなと思われますが満開を期待し て歩きましょう。
梅林を下り、龍松院の前を通り、太尾見晴らしの丘公園です。公園の端から眼下に鶴 見川が一望できます。一時期には汚染度ナンバーワンと言われた流域ですが、綱島の ビル街を背景に青い水が満々と広がり見事な眺めです。太尾堤緑道から港北水再生セ ンターに向かい、太尾公園、太尾南公園と水再生センターの屋上庭園が続きます。
太尾公園から鶴見川に出て、下流に向かい新羽橋を渡って新田緑道に入ります。工場 地域で、様々な工場から寄贈された古い機械のオブジェが展示されています。対岸に 日産スタジアムが見えてきます。亀甲橋の広い歩道で鶴見川を渡ります。スタジアム 脇の階段を降りた一角が新横浜公園です。
新横浜公園は、横浜市最大の運動公園です。また鶴見川流域総合治水対策の一つであ る遊水池となり、通常はスポーツレクリエーションに親しむ運動公園として利用され ています。近くに小机城址があります。時間があれば寄りましょう。小机城の跡は市 民の森として整備されており、散策路は本丸跡や二の丸、土塁、空堀の跡などの遺構 が残っています。うっそうとした木立や竹林で覆われています。
帰りは、新横浜のビジネス街を通り抜け、ますます賑やかな街に変貌している新横浜 で今日の疲れを癒やしていきましょう。
"東京歩中会 2月のウォーク案内 「大倉山梅林から鶴見川へ」" に1件のコメント