きらぼし歩中会 2019年4月のウォーク案内 第139回『八王子城跡と多摩森林科学園の桜』

八王子城跡と多摩森林化学園の桜      (ハガキ上でクリックすると拡大されます)

昨秋の滝山城に続き、小田原北条氏最大の支城である八王子城跡を巡ります。八王子城は北条氏三代目氏康の三男、北条氏照の築城で滝山城から拠点を移したとされます。戦国時代最後の戦いとも云われる八王子城の戦いは、たった一日で終わりました。

秀吉の小田原征伐の際、前田利家と上杉景勝軍に攻められて落城しました。この八王子城落城が決め手となって、本拠の小田原城は開城、氏照はこの時小田原に籠城中で、兄で北条氏の四代目の氏政と共に城下で切腹し、北条氏は滅亡しました。北条家きっての剛毅とたとえられる氏照の無念さが伝わってくるようで、私は八王子城を訪れるたびに悲しみに包まれます。攻める豊臣軍は軍勢1万5千名、氏照不在の北条方は4千人で城を守りますが多勢に無勢、結局落城しました。死者は1千名を超えたといわれます。落城時に城内にいた武将、婦女子が御主殿の滝の上部で自害、または滝に身を投げ、滝は三日三晩、血に染まったといわれています。その悲しい山城に向かいます。

高尾駅からバスで八王子城跡へ向かいます。下車後、氏照の墓、ガイダンス施設に寄り、御主殿跡に入ります。氏照の居館跡で、冠木門から出て大手虎口を見ます。木橋から直角に折れて登る石敷き、石垣の枡形虎口は、関東中世城郭として貴重なもので、城一番の見所です。管理棟脇から山頂の本丸を目指します。八合目の柵門跡を経て、九合目を過ぎると多摩丘陵方面の展望が広がります。山頂は本丸、八王子神社、小宮郭、松木郭などで構成されています。南側が開けた好展望地で昼食にしましょう。下山は同じ道を引き返します。

帰り道に多摩森林科学園に寄ります。桜の品種、都市近郊林、生物多様性などを研究する施設で、7ヘクタールの敷地に国内外の樹木600種や250種1300本のの桜が2月下旬から5月上旬まで順次開花します。珍しい緑色の花の桜が咲いていると良いですね。入園料400円です。時間に余裕があれば、皇室の墓地である多摩陵(大正天皇)と武蔵野陵(昭和天皇)にお参りしましょう

                                     (井上 修)

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