きらぼし歩中会 2019年2月のウォーク案内 第137回『国分寺崖線「はけ」の道を巡る』

写真:201901千寿七福神巡り   (クリックすると拡大されます。)

国分寺崖線は、過去二回、国分寺駅から野川沿いを二子玉川駅を目指して歩いております。二度とも二子玉川駅までは到達できずに、深大寺や国領駅付近をゴールにしました。スタートは国分寺駅の一駅西よりの西国分寺駅です。武蔵野線が開通したときに中央線と交差する地点にできた中央線では一番新しい駅です。乗り換えの通勤客と住宅地の開発が進み朝夕は大混雑します。

スタートは西国分寺駅そばの姿見の池に寄って行きましょう。近くの宿場町であった「恋ヶ窪」の遊女達が、自らの姿を映して見ていたことから姿見の池と呼ばれるようになったようです。池は周辺の開発とともに一時期埋め立てられてしまいましたが、JR武蔵野線のトンネル内の湧水を導入して復活しました。近くには日陰山と呼ばれている小さな丘の切り通しに鎌倉街道の痕跡が残ります。「いざ鎌倉へ」と新田義貞も鎌倉を目指したといわれています。

武蔵国分寺公園の中を通って、武蔵国の国分寺跡、国分寺尼寺跡を巡りましょう。武蔵国は奈良時代に国家支配を仏教に頼り、全国60余国に建立された官営の寺院です。鎮護国家体制の強化を目論んだといわれています。武蔵国の国府は、2㎞程南の府中大國魂神社に置かれていました。野川源流の一つである真姿の池湧水群から遊歩道が整備されていて今日のコースのハイライトである水辺の道を国分寺駅方向に向かいます。東京経済大学の構内にある新次郎池や、貫井神社の湧水を見ていきましょう。

新小金井街道を横断して「滄浪泉園」(入園料100円・65歳以上50円)に入りましょう。衆議員議員などを務めた波多野承五郎氏が大正時代に建てた別荘で回遊式の庭園が見事です。入り口から急峻な崖を下りると、池の数カ所から水が湧き出していて、南側の野川に流れ込んでいます。武蔵野の自然がそのまま残されているのが特徴です。すぐ近くを新小金井街道が通っているとは思えない程の静けさです。

今度は小金井街道を東側に潜ると「はけの森美術館」(入館料200円)は近くなります。「はけ」に位置し、洋画家・中村研一の旧居とアトリエ跡にあります。庭である美術の森緑地がケヤキなどの樹木や竹林に覆われて広がり、池の石桝には湧水があふれ出ています。作品の多くは、はけの家が舞台で、モデルは富子婦人です。大自然に囲まれた美術館をご堪能ください。はけの森カフェも人気です。珈琲タイムにしましょうか。

「はけ」の上の道に出ると、JR中央線武蔵小金井駅はすぐ近くです。駅周辺は中央線の高架化で、小金井グランドに通っていた頃に比べると様相が一変しています。静かな街がハイカラに変貌してます。おしゃれな店で今日の疲れを癒やしていきましょう。

                                     (井上 修)

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