東京歩中会 30年3月のウォーク案内――第127回『本郷・小石川界隈散策』

今回は都心のウォークです。都心のそれも山手線内のコースとなると昨年の新宿七福
神巡りと、一昨年の箱根山以来とあまり歩いていません。休日の都心の静かなことは歩いてみるとビックリするくらい感じます。本郷の東大の構内、小石川の植物園、後楽園と自然もたくさん残っていてこれが東京のど真ん中かと認識を新たにされるはずです。

御茶ノ水から20分、東大赤門から大学構内に入ります。東大キャンパスは加賀藩前田家の屋敷地でした。大名家藩主に将軍家の娘が嫁ぐ場合、その御殿の門を朱塗りにする慣習があり、表門の黒門に対して赤門と呼ばれました。1827年の建築で国の重要文化財となっています。安田講堂や三四郎池も見ていきましょう。漱石が小説「三四郎」に登場させてから、この名が広まりました。主人公の三四郎と美禰子が出会った池のほとりを歩いてください。今、東大キャンパスの中で一番人気は三年前に建てられた、ハチ公像です。ハチ公の飼い主は、東大農学部教授上野博士でした。上野博士とハチ公は一年ちょっとしか一緒でなかったようですが、ハチ公は博士が逝去後10年間も渋谷駅に毎日迎えに行ってました。ハチ公と先生がじゃれ合っている素敵な銅像
で涙を誘います(青字をクリックすると東大ハチ公物語にリンクします。)。東大構内には、有名な先生方の銅像が相当数有るようですが、一番輝いている銅像でしょう。

小石川植物園に寄りましょう。入園料400円ですが、見事な植物が見られます。三月
中旬なので、梅、サンシュユ、マンサク等が見頃でしょうか。ここは東大の付属植物
園で東大生の教育実習施設となっていますので禁酒、禁煙は厳守です。お昼は近くに
ある筑波大学近隣の公園にしましょう。東大や教育大の施設が多いようですが、学生
さんは春休みでしょうね。

ゴール近くの小石川後楽園を拝見させていただきましょう。入園料300円(65歳以上
150円)です。ここは水戸徳川家の中屋敷(のちに上屋敷となる)でした。二代藩主光圀
(黄門様)の時に完成しました。庭園は池を中心とした「回遊式築山泉水庭園」となっ
ています。神田上水を引き入れ築庭され、湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現
されています。こちらも園内禁煙です。黄門様は、国史(大日本史)編纂という大事業
を成し遂げた名君として庶民の評判も高かったようですが、諸国を漫遊したとの記録
は一切ないようです。助さん、格さんを従えて善政を布かれていたのでしょうね。そ
んな想いで見事な庭を回遊してみましょう。

ゴールは飯田橋駅です。江戸庶民の水道であった神田上水(神田川)を渡って、今日の
ウオークを振り返りながら、今日の疲れを癒やしていきましょう。

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