【70代から始めた日本一周って?】 Part 5-2 鹿島神宮の神は、海より東の一の鳥居から上がってきた。 投稿日: 2022年10月23日 投稿者: nagasaka 日本一周 Part 5-2 7/47 Part2-2の続きの旅のため、県のカウントは増えない。【茨城県】 日本一周Part2-2(2022/3)で鹿島神宮と香取神宮を訪れたが、鹿島神宮の東西南北の一の鳥居を訪れることができなかった。また、参道沿いにある『ミニ博物館ココシカ』にも興味を魅かれたが、こちらも営業時間帯と合わず行けなかったので、是非もう一度行ってみたかった。 大鳥居(3.11の東日本大震災で全倒壊したため、境内の杉の木を4本伐採して再建築した) そんな訳で、今回は鹿島神宮と東国三社、残りの一つ『息栖いきす神社』と東西南北それぞれの一の鳥居を全部見ておきたかったので、ココシカ博物館でレンタサイクルの電動自転車を借りて回れば時間的に可能だと思い、博物館に予約の電話を入れてみた。 (鹿島神宮はかつて東西南北に一の鳥居があり、東は明石、西は大船津、南は日川、北は浜津賀が鹿島神宮の玄関口であった。) 鹿島神宮の4つの「一の鳥居」(MARBLE B&Bから) 鹿島神宮の4つの「一の鳥居」(MARBLE B&Bから) 予定では、鹿嶋市のホテルに宿を取り、翌日、日の出の西の一の鳥居を見たかったが、博物館は営業時間は10時からだったので、スタッフの方に4つの一の鳥居を回ることを話したら、私の泊まる日にホテルへ届けて置いてくれると信じられないお言葉。その方は大川さん(男性)、感じの良い応対のご厚意に甘えることにした。当日、芝山千代田駅(千葉県)から鹿島神宮駅(茨城県)に向かった。ホテルに到着したらホテルで預かっていることを確認し、道路地図をフロントの方にプリントしていただいて、明日のプランを練った。 顔を出した太陽 東の一の鳥居に日の出の光が射している 翌日、電動自転車で西の鳥居に向かう。日の出と西の鳥居を写真に撮りたかったので、取り敢えず北浦にかかる神宮橋(950m)に足を延ばし、日の出が出てくるまで時間をつぶす。スマフォとカメラを用意したが、プロのように奇麗には撮れない。いい写真が撮れないが何枚かシャッターを押し、鳥居の近くに移動した。海に浮かぶ鳥居は、広島の厳島神社の鳥居より大きいと聞いていたが、近くで見ると圧倒された。 鳥居は中央下に微かに見える 海上に建立された一の鳥居の案内板 (写真上でクリックすると拡大されます) 海上に浮かぶ一の鳥居 「西の一の鳥居を後に、北の一の鳥 居(戸隠神社)」に向かう。(後で調べたのだが西の一の鳥居から13㎞ほどあるようだった。)ナビゲーションを見ながら近くまで行ったが、見方も未熟でもあり、その土地の方を見かけ、戸隠神社を聞いてみたが名前すら聞いたことがないような返答で、余計な距離を電動オンのまま走り回った。その結果、バッテリー切れとなってしまった。バッテリー切れになった電動自転車は3段ギアが付いているとは言え、ペダルが重たくなるのが難点。やっと戸隠神社を探し当てお参りしてから、鳥居の写真も収めた。想像していた通り小さな神社で、こっそりと静かなたたずまいに厳かさを感じされる。 北の一の鳥居・戸隠神社 北の一の鳥居の案内板 かつての戸隠神社は、そばまで海岸線が来ており、当時の沿岸漁業者の漁場の位置取りや海上交通の目印として鹿島神宮の森、筑波山、日立銅山の煙突等との組合せで重要な役割を果たしていたとのこと。 次は、「東の一の鳥居」、太平洋海岸沿いにあるのはわかっていたので、電池切れの自転車では時間が読めなくなり、ココシカ博物館の大川さんに電話して相談をしてみたら、私がいる戸隠神社まで替えのバッテリーを車で持ってきてくれるという、またまたありがたいお言葉をいただきお言葉に甘え待機をしていた。 車で大川さんがバッテリーを持ってきて頂いたので交換をした。次の東一の鳥居に向かうことを話すと、途中まで車で誘導していただけるということで、途中まで付いて行くが、とても付いて行くことができないのを見かねたようで、大川さんが車に自転車を載せて東の一の鳥居まで連れて行っていただき、そのあともココシカ博物館まで送っていただいた。大川さんには感謝しても感謝しきれない。その後、予定通り南の一の鳥居(息栖神社)にバッテリーを変えた自転車で向かった。 木造で建立されている明石浜・東一の鳥居、東日本大震災でも倒れなかった 東の一の鳥居の案内板 鳥居をバックに大川さんに撮っていただく 鹿島神宮の第一の鳥居は東西南北四か所に造られており、一の鳥居を結んだ内側が神域とされている。この浜は鹿島神宮の武甕槌命たけずちのみことが出雲国で大国主命おおくにぬしのみことと国譲りの話し合いを終えた後、東国に入り、上陸された神聖な場所と伝えられています。鹿島灘、日が出ずるところ明石浜の鳥居、初日の出、サファーにもパワーポイントとして人気のあるところだ。 東国三社は直角三角形のトライアングルになっている(写真上でクリックするとかくだいされます) その後、大川さんにココシカ博物館まで送っていただき、二人で記念撮影をして頂き、南の一の鳥居「息栖神社」に向かった。 南の一の鳥居 利根の沖より見た息栖鳥居河岸 息栖神社は、かつては海上より息栖の河岸にて一の鳥居をくぐり、社前にお参りし、香取、鹿島へとお参りをしていたそうな。 社前の一の鳥居の両側には、二つの鳥居がありこの中から清水が沸いていた。社前の川一帯が海であったにも関わらず、清水が湧き出てきたので、忍潮井(おしおい)の名がつけられたという。忍潮井、伊勢の明星井、伏見の直井が日本の三所霊水と言われている。 忍潮井 「女甕」 忍潮井 「男甕」 境内には、『招霊おがたまの木』が神木としてあるが、 「幸運をもたらす樹の代表格の精霊の宿る木」と言われ、 一円玉の裏のデザインに使用されている。 二の鳥居 これで東国三社は全部年内にお参りができた。今年は凄いパワーをもらったようで、良い年で終わりそうだ。(まだ10月、早いかな?) 翌日は、早朝から神々が住む場所『高天原』の地名が付いた場所と鬼塚を訪れ写真に収めてから楽しみにしていたココシカ博物館で自転車を返却し、展示物を見に行くことにした。 今夜は、早朝から久しぶりの長距離自転車をこぎ、体が壊れかかっているのでお酒処に行ってみようと、探したところ『宮なか』さんが、肴の種類が多そうなので、のれんをくぐって入っていった。お風呂を入った後に呑みに行くなんて、過去にあったかな~? 今夜は、自分にご褒美。呑んじゃうぞ~。 カワハギの肝合え アヒージョとバケット 3日目 Part 5-3 へリンク