黄檗宗永寿山海福寺にて皆を会わせてくれた法事

母親の七回忌が海福寺で行われた。兄弟、 甥、姪達が集まってくれ、久しぶりに会えたのも母親のお陰だ。 この海福寺の山門にある赤い四脚門(区指定文化財)は明治後期に新宿区上落合の泰雲寺(現在は廃寺)から移建したもので、山門左手前の「文化4年永代橋崩落横死者供養塔及び石碑」(都指定文化財)は、文化4年(1807)の深川富岡八幡宮大祭の時に起こった、永代橋崩落事件の死者供養のために建てられたものだ。また境内の梵鐘(都指定文化財)は天和3年(1683)武州江戸中村喜兵衛藤原正次の件で、中国の鐘の形式に似ながら日本の古鐘の形式に範をとるという特異な考案によるもので、江戸時代の梵鐘中でも類例の少ない遺品と言うことだ。(目黒区教育委員会掲示より)