「称名寺から野島公園へ」 (東京歩中会 6月のウォーク報告)


日は、梅雨の真っただ中、予報も芳しくないので参加人数は少ないかなと思いながら、金沢文庫駅に集まりました。

「称名寺から野島公園」コース                                (次回案内表示)地図上でクリックすると拡大します

谷さんご一家6名の参加もあって総勢17名と予想は大きく外れ賑やかな一日に期待が膨らみます。ウォーキング中、たまには傘を差さずに涼しい中をゴールまで歩けました。これまで何回か参加されている谷さんのお孫さんも、中1と小4に成られたとのことで、月日の経過の早いことに驚かされます。これからも、じいじとばあばと一緒に歩いてくださいね。うちの孫は一緒に歩いてくれるかな、心配です。

(会員の皆様へ、ここのところ作成ソフトのスライドソフト 「Huge-IT Slider」というものが不安定で、遂に表示ができなくなりました。他のスライダーソフトを試してみましたら、難しく暫く勉強しないと使えそうもありません。そんなわけで以前のように固定写真で表示しました。見にくいと思いますがご了承ください。長坂)

駅から20分程で、北条実時を開基とする称名寺の赤門が見えてきます。参道を進み鎌倉時代に造られた仁王像が出迎えてくれました。境内は阿字ヶ池を中心としに「浄土庭園」が広がります。背後の日向山、稲荷山、金沢山へのハイキングは道が濡れているので今回はパスします。トンネルを潜って、お隣の金沢文庫をゆっくり見学しました。ここも実時の私設の蔵書が始まりのようです。鎌倉幕府は頼朝と言うより、執権北条氏の力が最初から勝っていたようです。政子の弟、義時の孫が実時です。執権には就きませんでしたが11歳で小侍所別当の要職を継ぎます。蒙古襲来の中、執権時宗の重要なブレーンとしてサポートしました。現在は、神奈川県立となり、我が国で現存する最古の武家文庫です。館内は、数々の国宝・文化財が展示され、称名寺金堂の内部が復元されていました。

称名寺を後にして20分、海の公園に到着。目の前に大きく広がる砂浜と八景島を見ながら昼食となりました。砂浜では、潮干狩りを楽しむ親子連れで賑わっていました。養殖では無いアサリが取れるようです。今度はウオーキングの途中に潮干狩りも出来るコースも良いですね。もう半月もすると海水浴の子どもたちで大混雑する砂浜が1㎞続きます。時間に余裕があれば八景島まで足を伸ばそうかと思いましたが、次回また企画しましょう。

午後は野島橋を渡り、野島公園に向かいます。公園の一画にある、旧伊藤博文金沢別邸を見学しました。明治期、金沢周辺は東京近郊の海浜別荘地として注目されました。金沢別邸は貴重な建築遺構です。やはり初代総理大臣の別荘、見事な庭園とともに当時の栄華さを感じさせる建物でした。別邸を出て15分で野島公園展望台に到着。晴れていれば遠く房総半島、みなとみらい方面が一望できるのですが。それでも標高57㍍、海の景色は抜群でした。帰りは陸地にきく入り込んでいる平潟湾を望む遊歩道を金沢八景駅に向かいます。湾にはたくさんのヨットやボートが繋留されていました。歌川広重によって描かれた「武州金沢八景」が金沢八景を世に広めました。駅近くの瀬戸神社にお詣りしてゴールとなりました。お昼過ぎからは時々薄日が差すほどに回復して無事金沢八景駅に到着しました。打ち上げは、横浜駅ビル地下街のライオンで火照った身体を、少し冷やして散会となりました。今日も一日無事に歩けましたこと感謝致します。皆様、お疲れ様でした。

瀬戸神社の『あじさいぼんぼリ』の説明が記してます

(井上)
 

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