とみん歩中会 7月のウォーク案内 「古隅田川と内牧公園」 

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このコースのハイライトは、春日部の田園風景のなかを、ゆっくりのんびり歩き田舎に来たような錯覚に浸ることが出来るところです。ご期待ください。

八木崎駅から春日部駅に戻るように進むと、八幡神社参道に「伊勢物語」の在原業平の歌碑があります。古隅田川には東京の隅田川と同じ伝説が残っているようです。地名にも浜川戸(花川戸)や業平橋があります。浜川戸から古隅田川緑道に入ります。緑道の地下には5000トンの遊水機能が埋設されています。近くに内牧公民館があり、水分補給とトイレ休憩をさせていただきましょう。

内牧塚内古墳群の表示があり、高さ2メートルほどの円墳が8基残っているようですが近くには行けません。暫くで内牧公園を南口から入ります。この公園は、岩槻台地の支台地に連なる里山縁崖林で、水田地帯を挟んで、慈恩寺の台地に対しています。その窪みに長大な水田が続きます。都心近くでこんなに田園風景が広大な所は珍しいと思います。公園内はお花見広場やアスレチック施設等があり、地元の皆さんのウォーカーも多く見かけます。ここで昼食としましょう。

午後は内牧黒沼公園の蓮池に向かいます。1400株の花ハスが植えられています。白花
が多いですがピンクも多少見られます。ハスの花は満開になっている時期で楽しみで
すね。ここから慈恩寺の裾の用水路沿いに「水と緑のふれあいロード」を下流に向か
います。左手には内牧公園の里山が延々と続きます。田園風景のなかを時間を掛けて
ゆっくりのんびり歩いて、空の青と水田の緑が鮮やかに広がる空間をお楽しみくださ
い。

古隅田川を渡ると古隅田公園入り口ととなりますが、近くの満蔵寺門前の梅若塚を往
復しましょう。墨田区木母寺の梅若塚と同様の伝承があります。謡曲「墨田川」で知
られる悲劇です。古隅田公園に戻り、遊歩道に入ります。ここは古隅田川の氾濫を防
いだ堤防跡で、約1・5キロ断続する遊歩道になっています。途中にやじま橋がりま
す。自然石を18枚を組んだ石橋は、県内最古の一つとされ、昭和55年に現在地に移築
保存されました。古隅田川の川面橋を渡るとゴールの豊春駅に着きます。

井上

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