第146回 町屋駅から隅田川沿いに浅草まで(きらぼし歩中会 2020年2月のウォーク報告)

町屋駅から隅田川沿いに浅草まで10㎞コース (地図上でクリックすると拡大されます)

暦の上では明後日は立春ですが、一年で一番寒い時期のウオークです。快晴の下、19名のご参加をいただきありがとうございます。北風は少し吹いているものの耐えられない寒さでは無く、ウオーク日和が予感されます。

先ずは荒川自然公園に入ります

町屋駅から10分程で三河島再生センター(リンクあり)の屋上にある、荒川自然公園に到着です。処理場施設の屋上の人工地盤にたくさんの大きな樹木が植栽されて驚きます。コンクリートの上に土を盛って10メートルほどのケヤキや椎の木等が植えられて、まさしく自然公園です。都心のビルでも屋上の緑化が義務づけられていますが、なかなか技術的に難しいようです。人工物の上に作るので重量の問題があって、屋上緑化で使われている土は通常の重さの半分程度のようです。土の厚さも深くできないので、強風に耐えられるような工夫や保水や排水の為の設備も施されていると聞きます。施設を作るだけで無く、環境にも配慮した処分場なんですね。自然公園を楽しみ、近くを通る都電とスカイツリーの写真スポットへ、谷さんの案内で寄り道します。 (東京さくらトラム都電荒川線荒川区役所駅前側の踏切より/リンクあり)

現役の水再生センターの隣にある、旧三河島汚水処分場ポンプ場施設(リンクあり)を見学して行きます。わが国最初の近代下水処理場です。高い歴史的価値が認められることから、建造物は国の重要文化財に指定されています。事前に予約が必要で、30分程度と聞いていましたが、1時間半くらい掛かりますと言われました。時間短縮でお願いしましたが1時間ちょっと熱心にご説明いただきました。約百年前の暗渠設備等を興味深く見学させていただきます。下水処理の技術はヨーロッパが先進国でしょうが、日本はすぐに工夫して改良を進め、より良い設備を作り本家を凌ぐ設備を作って実用化するようです。日本の近代化への情熱を実感する見学会となり大変良かったです。帰りには東京都23区のマンホールカードのお土産までいただきました。ウオーク愛好者の間では、全国の自治体が発行するマンホールカードの蒐集がブームになっています。これを機に集められてはいかがですか。(写真上でクリックすると拡大されます。)

三河島水再生センターを後に、歴史ある素盞雄スサノオ神社(リンクあり)を参拝して、南千住駅前のショッピングセンター街を通り、汐入公園で昼食になります。JRの貨物駅や大きな工場跡地等が整備されて広大な汐入公園が造られました。隅田川が大きく蛇行するところでもあり、隅田川上空の空間の広さが魅力です。公園は隅田川対岸の東白鬚ヒガシシラヒゲ公園(リンクあり)も広大です。川沿いとはいえ大きな公園がよく残ったとものだと訪れる度に感心してしまいます。墨堤通りから向島百花園(リンクあり)に寄ります。梅は未だ咲き始めで、十日くらい早かったでしょうか。東向島は、永井荷風の濹東綺譚ボクトウキダンの舞台となった玉の井です。お雪のような女性が居た銘酒屋が残っていないかと捜しに来る男性が多いようです。私も玉の井の雰囲気を求めて散策したことがあります。

長命寺にお参りして、桜餅(リンクあり)をお土産に買ったりして東京スカイツリーを目指します。スカイツリー直下にタワーを見上げる展望台があり、集合写真を撮りますが夕日の逆光でタワーは写っていませんでした。午前中の順光でないと駄目のようです。スカイツリー周辺は観光客で溢れていましたが、ウイルス性肺炎の流行で中国からの観光客減少で影響があるでしょうか。

スカイツリーから僅か15分程で吾妻橋東端に出て、橋を渡ると大勢の観光客で混雑している浅草雷門前に到着します。施設の見学や向島百花園の入場でゴールは夕暮れ迫る4時半となりました。今回も谷さんに見つけてもらった田原町駅近くの居酒屋さんで、今日のウオーキングコースを振り返りながら、皆さんで大いに盛り上がりました。真冬のウオーク、お疲れ様でした。

橋本さんと橋田君のバースディソングのお祝いで盛り上がりました

以上

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