第128回『飛鳥山公園・旧古河庭園・六義園』(東京歩中会 平成30年4月のウォーク報告)

JR王子駅北口改札口前集合(地図上でクリックすると拡大されます)

今日のコース

名主公園の滝~王子神社~音無親水公園~飛鳥山公園~旧古河庭園~六義園~富士神社~吉祥寺~谷中銀座~日暮里

本日も参加者20名、朝から快晴に恵まれ気持ちよく王子駅を出発します。王子駅西側は、武蔵野台地の突端で高度差10㍍前後の崖が続き、崖の間を石神井川が流れ、王子駅の下を横断して近くの隅田川に合流しでいます。王子駅周辺は、この傾斜地を利用して、名主の滝公園、王子神社、飛鳥山公園等が整備されています。

名主の滝(クリックすると拡大されます)

王子稲荷を参拝し、名主の滝公園に向かいます。江戸時代に王子村の名主が自宅に開いたのが始まりです。ウォークで何度も訪ねていましたが、男滝は、石組みで造られた人工的な滝だと思っていました。今回調べてみましたら崖地に地下水が湧いた自然な滝であることを知りました。高度差8㍍もあり、都内有数の滝です。現在は地下水を汲み上げ水量豊富、植栽と相まって、深山幽谷の趣を醸し出しています。わざわざ遠くの山に出掛けること無く、壮大な雰囲気を味わえる見事な公園でした。もっとたくさんの方が訪れても良いと思いますが、ちょっと秘密にしておきたいような、静かで味わいのある公園です。

東京十社である王子神社に寄り、音無渓谷に降りて石神井川を渡り、飛鳥山公園に向かいます。サクラを惜しむように花吹雪舞う飛鳥山公園は、家族連れで賑わっていました。昼食後、渋沢資料館の晚香廬と青淵文庫(いずれも重要文化財)を外から見学しました。三年前に訪ねた、出身地深谷の施設の方が見応えがあるようです。駒込に向けて歩き、旧古河庭園六義園を見学しました。六義園ではボランティアガイドさんの丁寧な解説を聞きました。庭園を造られた柳沢吉保、陸奥宗光、岩崎弥太郎などの権力や財力に感心するばかりです。やはり歴史に名を残す方は凄いです。

本駒込駅近くの、富士神社と駒込吉祥寺に寄ります。江戸時代より庶民の間では富士山信仰が盛んで、都内には今でも信仰の対象となる富士山がたくさん存在します。確か長坂さんは以前、品川区内に数ある富士山の登頂に挑戦していましたね。駒込の富士山神社は頂上に立派な本殿を構える大きな富士山です。駒込吉祥寺は、本堂までの参道が立派で、枝垂れ桜が残っていました。二宮尊徳の碑や幕末に活躍した榎本武揚のお墓があります。ゴールの日暮里駅を目指します。

団子坂を下りて外人観光客で混雑する、谷中銀座通り商店街を抜けます。各々ハムカツ、メンチカツ、コロッケを頬張りながら下町気分に浸ります。階段を昇ると日暮里駅は間近です。今日は熱心にいろいろ見学しましたので夕方5時のゴールとなりました。東口に出て、駅前の居酒屋さんで今日一日を振り返りながら軽くノドを潤し、次回の再会を楽しみに 散会となりました。お疲れ様でした。

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