東急東横線都立大学駅より徒歩7分のところにある『めぐろパーシモンホール』では、年間を通じコンサート、演劇など多様な催しを提供してくれる。
’16/10/13に「読売日本交響楽団の公開リハーサル」を入場無料、500名先着で生の練習風景を見ることができた。指揮者が楽団の常任指揮者:シルヴァン・カンブルラン始め、全員思い思いのカジュアルな服装で演奏をしている姿が、とても新鮮でオーケストラが身近に感じることができた。
当ホールには『モンターク目黒』より電車又はバス等で利用すると約30分で行けることができるし、自転車だと約15分ほど行ける近さなので、これからコンサート、演劇、スポーツジムも利用することにした。
沢山あるコンサートのリーフレットの中から2017.2.11開催される交響組曲「シェエラザード」リムスキー・コルサコフが目に入った。浅田次郎著の『シェエラザード』を以前読んだ時の艦長が大海原でこの曲をよく聞いていたので、どんな曲なのか興味をもちCD(ポリドール(株)発売の『ロンドン NEW ベスト100』)を買って聞いてみることにした。これが曲の出だしから大海原に船が向かっていくような想像を搔き立てられた曲で、とても印象的だった。そこで久しぶりにこの曲を聞いてみた。 そしてCDジャケットの曲の解説を初めて読んでみてビックリ!!この曲は、『アラビナン・ナイト』(千夜一夜物語)のヒロインの名前をとった交響組曲からできているという事なのだ。
この物語ができたきっかけは、昔シャリアール王という国民の信望を集めていた名君の愛妃が黒人の奴隷と愛欲にふけっているのを知り、怒って妃と奴隷の首をはねてしまうしまったという。シャリアール王は、それから毎晩生娘を迎えては、翌朝生娘の首をかならず、はねてしまったそうだ。そんなある日のこと、大臣の娘シェエラザードとい才色兼備の女性が妹のドニアザードを伴ってシャリアール王に呼ばれたときに、妹と打ち合わせをして面白い物語を聞かせた。王は最初は話に興味を示さなかったが、次第に話に惹きこまれ、話の続きを聞きたいために、翌朝彼女を殺そうとしなかった。そして次第に彼女を愛するようになり、正妃に迎え以前にもまさる名君として国を統治したという。
その数多い物語から4つを選んで、リムスキー・コルサコフが作曲をしたというのだ。その第1楽章が「海とシンドバッドの舟」、雄大な海を連想させた曲作り、小説のタイトルと曲選びが繫がった感じたっだ。作曲者は青年時代に海軍士官として遠洋航海をしたことがあり、その経験が曲作りに生かされたようだ。
来年のコンサートは、この辺のところも頭に置いて聞いてみよう。今から楽しみだ。
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