今回も朝から好天に恵まれ、鎌倉の紅葉狩りが楽しみな一日となりそうです。集合した鎌倉駅西口前の小さな広場は朝から大混雑です。昨日のテレビのニュースでは、長谷寺の紅葉が見事で大混雑している様子が報じられていました。今年は11月の中頃から冷え込みが増して例年より紅葉の時期が早いようです。獅子舞谷も大勢の人で上り下りのすれ違いだけでも時間が掛かるかなと心配になります。15名の参加をいただき元気に出発しました。
鶴岡八幡宮、源頼朝の墓、荏柄天神社を過ぎて鎌倉宮で小休止です。駅から鎌倉宮への道は、ウォーカーにとって鎌倉のメインルートのようです。ここから道は各方面に分かれて行きます。瑞泉寺から鎌倉アルプス天園への道、杉本寺、明王院から朝比奈切通を通って金沢方面への道、衣張山を経て名越切通への道とまさしく鎌倉のベースキャンプ地のようです。 小町通りを抜けて、今日は、永福寺跡(ようふくじ)から二階堂を通って獅子舞谷を天園に向かって一直線に登るコースです。永福寺は、頼朝が奥州合戦での、義経、藤原氏の怨霊を静め、冥福を祈るために建立しました。二百年間で火災ののち廃絶しましたが、最近の調査によって、二階大堂を中心とした大伽藍の存在が確認されて、現在は建築物は有りませんが、浄土庭園が復活されています。二階建てのお堂が有ったので、二階堂の地名となったようです。
二階堂川沿いを進み、獅子舞谷の核心部に向けて急登が始まります。谷筋の道で鬱蒼とした森の中なので、いつも山道は湿っているのですが、今日の道は、状態が良いようです。この時期登りと下りの、ハイカーのすれ違いで大混雑するのですが今日はスムーズです。核心部のモミジやイチョウなどの鮮やかな紅葉は見事でした。時期も紅葉のピークで、ウォークで挑戦して、三度目にして紅葉を満喫した感があります。獅子岩を過ぎると鎌倉アルプスの稜線は直ぐで、天園を越えて太平山下で昼食となりました。皆様お疲れ様でした。
下りは、鎌倉市最高峰159㍍の太平山頂上に登り、天園ハイキングコースを建長寺に降りるコースです。ハイキングコースから建長寺に入るコース上部の、階段の急なことにはビックリしましたね。道を通り抜けるだけでお一人500円の拝観料をご負担いただくことになり、申し訳ございませんでした。違うルートを通れば良かったなと反省しております。重要文化財の唐門の前で集合写真を撮って、亀ヶ谷坂切通を抜けて鎌倉駅に向かいます。
午後三時の予約時間通りに、忘年会会場の和民鎌倉駅前店に到着。この一年も大きな支障もなく、皆様と仲良く、楽しく歩けました。毎回、皆様のご協力とご支援で成り立っています。一年を振り返り大いに盛り上がりました。ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
(写真撮影:井上氏)
"東京歩中会 12月のウォーク報告 『鎌倉忘年ウォーク・獅子舞谷の紅葉』" に5件のコメント