きらぼし歩中会 2019年9月のウォーク案内 第142回 運河の街・芝浦から天王洲アイルへ

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お彼岸の前で、まだまだ残暑が厳しい時期ですが、芝浦地区の運河沿いに涼を求めて、歩きます。

芝浦地区の変貌振りには目を見張るものがあります。芝浦は、近代東京の埠頭群である東京湾整備の中心地として発展してきました。その裏側にいくつもの運河が走っているのが特徴です。再開発によって「芝浦アイランド」に代表されるようなタワーマンションが林立するようになり、倉庫群が立ち並んでいた、かつての港湾部の面影は薄れています。狭い水路が縦横に走るそのさまは、「運河地帯」と呼ぶにふさわしい景観です。芝浦運河を中心に、新芝運河、芝浦北運河、芝浦東運河、新芝南運河、芝浦西運河、高浜西運河、天王洲運河、天王洲南運河と続き、川幅の広い高浜運河と京浜運河で東京湾と繫がっています。道路と違って標識がありませんが、いくつの運河と出会えるでしょうか。運河沿いのテラス歩きは、高いビルが両岸に迫り、都会の峡谷といった趣があります。都会の水辺をお楽しみください。

 

運河の頭上を、東京モノレールが頻繁に走り、近くの新幹線の大井車両基地を出入りするN700型のぞみが、高架線を往復しています。レインボーブリッジも近いのですが、今日は向かわずに、海洋の研究・教育に特化した唯一の国立大学の東京海洋大に寄り道して、国の登録文化財として指定された実習船の「雲鷹丸」を拝見していきましょう。

天王洲運河をふれあい橋で渡って天王洲エリアに向かいます。ボンドストリートは、元倉庫街が時代とともに、おしゃれなレストラン、ショップ、ストリートアートに溢れた文化やライフスタイルを発信するエリアになりました。魅力はボードウォークです。運河沿いを樹の道の感触をお楽しみください。運河沿いにボードストリートが続きます。目黒川が近づくとゴールです。このあたりから始まる旧東海道歩きは、長坂さん宅の屋上パーティーも兼ねて10月に予定しています。

以上

 

 

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