第133回 善福寺池から善福寺川へ(きらぼし歩中会 平成30年10月のウォーク報告)

「善福寺池から善福寺公園へ」コース          (地図上でクリックすると拡大されます)

当会で善福寺川を巡るのは二度目です。もう9年前の暮れに荻窪駅から善福寺川に出て、東高円寺駅から桃園川に抜けて中野駅にゴールしました。ゴール後、江田さんのご友人が経営されている練馬駅の焼き鳥屋さんまで地下鉄に乗って行き、忘年会で盛り上がった記憶があります。月日が経つのは早いですね。秋晴れの暖かさの中、19名の参加をいただき、途中から長坂さんが合流して20名で善福寺川沿いを下り、無事に方南町駅に到着、9年前に比べても、皆さん当時に負けない元気さでゴールされました。

 

善福寺川緑地図(クリックすると拡大されます)

善福寺池は江戸の三名池と称されるだけあって、気品高い雰囲気を漂わせる池で明かる過ぎず、落ち着いた佇まいに魅了されます。池の周りは、石神井池と同じように閑静な高級住宅街の趣があります。遅之井の湧水は800年前の頼朝の故事を案内文で紹介しましたが、当日皆さんに説明紹介すること無く通り過ぎてしまいました。申し訳ありません。今度ご家族で行った時にでも確認してください。今年一年の間に、井之頭池、三宝寺池、善福寺池の三名池を当会で訪ねたことになりましたが、皆様はどう感じられましたか。三池とも武蔵野台地の東経139度35分、標高50㍍付近に湧いていて、江戸市民の暮らしを支えた水がめでした。自然が作り上げた素晴らしさにロマンを感じると共に、武蔵野の台地から江戸に発展した源として、この三つの池に感謝の気持ちが沸き上がります。

 

井草八幡宮をお詣りして、青梅街道に出て荻窪駅までバスに乗ります。駅から10分の大田黒公園も静かで樹木や池、庭園が見事に調和され秋を満喫させていただきました。現在は杉並区の公園になっていますが、いつ訪れても綺麗に整備され気持ち良く観賞できます。入園料無料で静かな雰囲気を味わえる素晴らしい公園です。楽しみにしていたスタインウェイ社製のピアノは、夕方からのコンサート前で見ることができませんでしたが、こちらも散歩にでかけられた折りにでも、ご覧になってください。

 

大田黒公園の南、松渓橋から善福寺川に出ます。ここから程良い蛇行が約5㎞連続して、両岸とも善福寺緑地、和田堀公園と続く今日のハイライトコースです。蛇行でまず方角が分からなくなります。流れはすべてコンクリートで覆われていますが蛇行のおかげで善福寺川が自然の川だな感じられます。次のカーブを曲がると今度はどんな景観が広がるのかなと期待してしまいます。それがウォークの醍醐味ですし、歩く励みになるんでしょうね。緑地と蛇行、両方楽しめる都心の川は善福寺川が一番でしょう。

方南町手前の、大宮八幡にお詣りします。頼朝、秀吉、徳川将軍の崇敬を受け「多摩の三大宮」と呼ばれ、武蔵国の三大大宮に数えられていました。荘厳な雰囲気に包み込まれます。日光街道の杉並木より古いという、八幡宮の杉並木の参道を往復して、お詣りします。環七通りに出て、予定の中野富士見町駅はカットして、近くの方南町駅にゴールしました。地下鉄で新宿駅西口に向かい、各地でお世話になっている天狗の西口店で咽を潤し、楽しい一日を振り返りました。乾杯の後、外はバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われましたが、間一髪間に合いました。きっと、井草と大宮の八幡様のお陰でしょう。

(打上げは電車で新宿西口に移動:天狗西口店)

                                          (井上 修)

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